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ストリートファイター生みの親が開発、サウジ出資のボクシングゲームが日本で話題

By HunterOct 01,2025

『ストリートファイター』の生みの親である西山隆志氏が、ボクシングの世界的な出版物『ザ・リング』と組んでオリジナルのボクシングゲームを開発中です。サウジアラビアのGeneral Entertainment Authority議長であるターキ・アラルシェイク氏が自身のX(旧Twitter)公式アカウントでこのコラボレーションを発表しました。アラルシェイク氏は2024年11月に『ザ・リング』の米国版を買収していました。

発表によると、このまだタイトル未定のプロジェクトは「『ザ・リング』のボクシング専門知識と、ゲーム開発会社ディンプスの格闘ゲームクラシック制作実績」を結集したものになるそうです。登場するすべてのキャラクターは本作のために特別に創作されたオリジナルキャラクターとなります。

伝説的日本のゲームデザイナー、西山隆志氏と共に、オリジナルキャラクターをフィーチャーした『ザ・リング』提供のボクシングゲームが近日登場することを誇りを持ってお知らせします。

私と西山氏のこの戦略的パートナーシップは、我々がそれぞれ持つ比類なき権威を結集したもので...

開発元のディンプス社(西山氏自身が率いるスタジオ)は2025年1月に、PlayStation Vitaタイトル『フリーダムウォーズ』の現行機種向け強化版『Freedom Wars Remastered』をリリースしたばかりです。アラルシェイク氏はボクシングゲームの開発がまもなく開始されると確認しました。

サウジ王家は近年日本のゲーム業界に積極的に投資しています。2024年4月にはSNKがサウジ皇太子財団の完全子会社となったと報じられました。『ザ・リング』誌も昨年4月、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで開催された特別ボクシングマッチイベントを通じてSNKと提携し、『餓狼伝説:City of Wolves』をプロモートしました。特筆すべきは、西山氏が1990年代にSNKで『餓狼伝説』シリーズを生み出し、『メタルスラッグ』や『ザ・キング・オブ・ファイターズ』にも関わっていたことです。

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日本のゲーマーコミュニティは『ザ・リング』とディンプスのコラボに興奮しており、多くのユーザーがゲームの方向性に強い関心を示しています。「早く遊びたい!」という熱狂的な反応から、完成品のゲームメカニクスに関する憶測まで様々です。

『ストリートファイター』の著名コンテンツクリエイター@ryo_redcycloneは、西山氏が過去に語った初代『ストリートファイター』のデザインコンセプトについて言及しました:「西山氏は当初、既存スポーツはルールでクリエイティビティが制約されると考え、あえてストリートファイトを選んだ。その彼が今度はボクシングに挑む——そのアプローチが非常に興味深い」

議論の多くは、伝統的なボクシングルールが西山氏の独創性を制約するかどうかに集中しています。彼の格闘ゲームは風変わりなキャラクター型なムーブで知られています。『ストリートファイター』に登場するボクサー・バルログ(マイク・タイソンがモデル)でさえ、代表技の「バッファローヘッドバット」やキック攻撃はプロボクシングでは明らかな反則技です。ゲームコミュニティは、この新作がリアリズムを追求するか、それとも西山らしいルール破りのゲームスタイルになるのか、期待を寄せています。

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