長らく待ち望まれていた『ポケモンカードゲームポケット』のトレード機能が遂に実装されたが、プレイヤーからは予想以上の不評を買っている。開発元のクリーチャーズ株式会社が先週メカニズムを公開した際にも不満の声が上がっていたが、実際に実装されたシステムはさらに厳しい批判に晒されている。
制限過剰なトレード機能に対するコミュニティの反発
SNSには新しいトレードシステムの過剰な要件と制限に不満を爆発させるプレイヤーが殺到している。先週の発表で一部の制限は知られていたものの、「アイテムを消費する必要がある」という曖昧な警告とともに新たな障壁が明らかになった。
トレードメカニックでは「トレードスタミナ」(ゆっくり回復または有償通貨ポケゴールドで購入可能)と、さらに問題視されている新要素「トレードトークン」という2つの独自リソースが要求される。
トレードトークンを巡る論争
高レアカードのトレードには莫大なトークンが必要:
- 120トークン:ダイヤモンドカード3枚
- 400トークン:スターカード1枚
- 500トークン:exポケモン含むダイヤモンドカード4枚
これらのトークンを入手する唯一の方法は過酷な交換システムだ。exポケモン1体をトレードするには:
- 他のexポケモン5体を犠牲にする必要がある
- または超レア「クラウンカード」1枚(数月分のプレイ時間相当)
- 低レアカードではわずかなトークンしか得られない
「このシステムは1回のトレードのために複数の貴重なカードを破壊することを強要する」と数千の賛成を得たRedditユーザーは指摘。「コミュニティ機能だったトレードを資源収集に変質させた」
増大する怒りの中の開発元沈黙
クリーチャーズ社は事前の懸念に対し「まずはシステムを試して」と応じていたが、実装版は最悪の予想を上回った。同社はこの不評を受けて以降、沈黙を守ったままだ。
多くのプレイヤーがこの制限設計には2つの目的があると推測:
- 自動トレードボットの防止
- 継続的なパック購入の促進
あるプレイヤーの試算によれば:「機能的なトレードなしでコレクションを完成させるには数千ドルかかる。収集家にとって持続不可能だ」
今回のアップデートは『ポケモンカードゲームポケット』の次期大型コンテンツ(ダイヤモンド・パール世代予定)の直前に実施されたため、新ポケモン導入の注目を曇らせる結果に。クリーチャーズ社がこれらの懸念に対処するかは不明だが、コミュニティの忍耐は限界に近づいている。