伝説的な作曲家ジョン・ウィリアムズが、高名な映画監督スティーヴン・スピルバーグと再びタッグを組み、同監督が2026年に公開を予定している現在タイトル未定のUFO映画の音楽を担当することが明らかになった。この発表は、権威あるジュリアード音楽院の学長ダミアン・ウェッツェルが、ウィリアムズの芸術的貢献を検証するイベントで行った。
音楽ジャーナリストのダグ・アダムズが報じたところによると、ウェッツェルは出席者に対し、ウィリアムズは現在ロサンゼルスで「彼が最も得意とすることを行っている:スティーヴン・スピルバーグとこの新たなプロジェクトで協働している」と伝えたという。
スピルバーグの謎めいたUFO映画についての情報は依然限られており、2024年中頃に初めて話題となった。これまでに分かっていることは、長年のスピルバーグの協力者であり、『ジュラシック・パーク』『ロスト・ワールド』『宇宙戦争』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の脚本を手がけたデヴィッド・コープが脚本を執筆し、ユニバーサル・ピクチャーズがスタジオとしてバックアップしている点だ。
この2026年の作品は、ウィリアムズが音楽監督を務める30本目のスピルバーグ作品となる。この数には、2021年の『ウエスト・サイド・ストーリー』での音楽アドバイザーとしての役割や、2023年の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(ジェームズ・マンゴールド監督)での作曲作業は含まれていない。
ウィリアムズは2022年に『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が自身の映画音楽キャリアを締めくくる作品になる可能性を示唆していたが、2024年にこの発言を修正し、「もし管理可能なスケジュールで興味深いプロジェクトが現れたなら、どんな可能性も排除したくありません。すべての選択肢は開かれています」と説明した。
ジョン・ウィリアムズは、ハリウッドで最も尊敬される作曲家の一人である。93歳の映画音楽界の巨匠は、アカデミー賞に54回ノミネートされ、うち5回の受賞を果たしている。『ジョーズ』『ジュラシック・パーク』『ホーム・アローン』『プライベート・ライアン』『スーパーマン』『E.T.』『インディ・ジョーンズ』シリーズ、『シンドラーのリスト』『ハリー・ポッター』シリーズ、『スター・ウォーズ』シリーズなど、数々の名作で象徴的なスコアを生み出してきた。
最新のダウンロード
Downlaod
トップニュース